最近何かと流行ってきたのが「鉄フライパン」。
鉄フライパンには熱伝導性の良さから高温でも調理できるし、耐久性も良く、何より鉄分を摂取できるという素晴らしいメリットがあります。
しかし、フッ素加工のフライパンと異なり、手入れが難しい言われていて錆びやすかったり重かったりしますよね。
そこで今回は鉄フライパンを長持ちさせる油ならしの方法とコツを紹介していきます。
- 鉄フライパンを買いたいけど油ならしの方法がわからない
- 手入れが楽で長持ちさせられる油ならしの方法を知りたい
今回油ならしする鉄フライパン
油ならしのために購入したフライパンはパール金属の「鉄フライパン 26cm 鉄職人」。

最近流行りのおしゃれな鉄フライパンとは異なり、シンプルで職人気質的なザ・鉄フライパンですね。
値段もAmazonで1,749円とかなりお手頃なので試しに鉄フライパンを使いたい方にはオススメです。
油ならしに必要な部材
油ならしに必要な部材はこちら。
- サラダ油
- ガスコンロ or カセットコンロ (IHでも可)
- キッチンペーパー
ガスコンロ or カセットコンロ
油ならしをする時は鉄フライパンをかなり高温に熱するので、ガスコンロが望ましいです。
尚、ビルトインタイプのガスコンロは安全設計により温度センサーが付いているため、高音になると火が止まることがあります。そのため、カセットコンロを使うと良いです。
油ならしの手順|期間は3日
それでは、いよいよ油ならしです。
鉄フライパンに火を通すので換気扇の近い場所で行いましょう。
油ならしは3回行います。油が硬化するのに約1日かかるので最低3日は見ておきましょう。
まずは鉄フライパンに付いているコーティングを取り除くため、カセットコンロを使って高温に熱していきます。新品時のコーティングは酸化(サビ)止めのために塗られています。

側面のコーティングも剥がしていきましょう。熱いのでタオルを使って持つと楽です。

どんどん熱していくとフライパン表面のコーティングが剥がれて少し蒼光した色になっていきます。写真のようになればOK。(約20分かかりました。)

火を止めて鉄フライパンを冷ましていきます。そのまま10分ほど待ちましょう。
剥がれた塗装がフライパンに付着しているため、食器用洗剤でよく洗いましょう。汚れをよく落とすことで油ならしの際ののりが良くなるのでゴシゴシ洗います。

鉄フライパンを洗ったら水気を飛ばすため熱していきます。洗った直後は目に見えない水分が付着してるので十分加熱しましょう。

鉄フライパンに火が通ったら油を引いていきます。油には種類によって臨界温度という有毒なものが発生する温度があるので、鉄フライパンは水気を飛ばしたら少し冷ましてから再度加熱しましょう。
このとき油は少量でOKです。


余分な油をオイルパンなどに出して、油が付いていない側面などの部分をキッチンペーパーでならしていきます。
コーティングした油を乾燥させるため丸一日自然乾燥させます。数時間乾燥しただけだと油が硬化しないため、ここは焦らず待ちましょう。
油が乾燥すると手で触っても手に油が付着しません。このような状態になっていればOKです。
先ほどと同様に、鉄フライパンを熱して、火を止めて油をコーティングしていきます。
2層目をコーティングして1日待って、同様に3層目もコーティングして1日待てば油ならし完了です!!

油ならしした鉄フライパンで「目玉焼き」を作ってみた
油ならしの性能を測るべく「目玉焼き」を作ってみました。
なぜ「目玉焼き」かというと鉄フライパンで焦げ付く原因がタンパク質だからです。タンパク質は熱を加えると鉄とくっつく性質を持っているので、油ならしできているか確認するには目玉焼きを作れば良いということなのです。
鉄フライパンに熱を加えてから油を入れていきます。
卵を入れます。

まるでテレビショッピングのように綺麗な目玉焼きができました。
作ったので実食!旨いーー
しっかり熱が通ってるし鉄分も摂れるし一石二鳥ですね。
調理後の手入れ
鉄フライパンは一般的には水で洗います。
しかし、今回油ならしした鉄フライパンは3層コーティングしたことになりますよね。
我が家では、たまにキッチンペーパーで油をならす程度でメンテナンスしています。
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